早期退職した、その後どうするの?

56歳で早期退職し無職になり、57歳目前で再び働き始めた独身男の日常、趣味の話を備忘録的に綴っていきます。

【今週のお題】おじいちゃん・おばあちゃん

今週のお題「おじいちゃん・おばあちゃん」  

今回書くのは一緒に暮らしていた父方の

じいちゃんの事である。

じいちゃんはとてもケチで有名(親族内の話)

外面は良いが孫達に小遣いもくれた事が無か

った様な人であった。趣味はテニス!近所の

コートで若い娘らに混じってプレーするのが

好きだった。(エロジジイだったのか?)

100歳テニス大会とかいうのがあってダブルス

組む2人の合計年齢が100歳オーバーが参加資格

の大会で毎年最高齢者としてTVのニュースに出

ていた。まぁ80歳過ぎてたので当たり前なのだ

が・・・。

ケチの片鱗として妹と自分を夏祭りに連れて

行ってくれた時の事、妹が買ってもらった

(これも珍しい事だった)フランクフルトを

落としてしまった。じいちゃんはそこらに生

えてた葉っぱでフランクフルトを拭いて

『ほれ、これで食えるだろ』と妹に渡す、

妹は『そんなの食べれないよ』と泣く。

すると今度は水道で洗って『ホレ、これで

大丈夫だ』とケチャップが完全に流れ落ちた

フランクを渡す。今考えると買い直してくれ

れば良かったのにと思うのだがσ(^_^;)

食べ物を粗末にするのは良くないが、流石に

コレは・・・(°_°)このやりとりの記憶が強す

ぎてフランクがどうなったのかは覚えていな

いが妹はおそらく食べなかったのだと思う。

そんな人だったが親族で唯一、小遣いというか

大金をもらったのが自分であった。

高校を卒業した春の事、バイトもせず、金も

無く、毎日家でゴロゴロしていたのだが、ある

日、じいちゃんが急に怒り出したのである。

『毎日毎日ゴロゴロしやがって何かする事無い

のか!』と。ウチは両親はお店をやっているの

で昼間は不在、兄弟は学校で昼間はじいちゃん

自分の2人きりである。余りの孫のだらし無さ

に今風に言えばキレてしまったのかもしれない。
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『車の免許取りたいけどお金かかるからさ〜』

と自分が言うと何と『金出してやるから教習

所に行け!』とじいちゃん。( ゚д゚)

半信半疑で教習所のパンフ、申込書をもらっ

て来たら本当にお金を出してくれたのだ。

この事は当時親族の間で大きな話題となった。

結局、教習所は規定時間を大幅にオーバーして

かなりの追加金がかかったがそれも出してくれ

て無事に自動車免許が取得出来た。

孫が無事に免許を取った数ヶ月後、じいちゃん

はバイクで事故り(今考えると高齢者運転もい

いところだな)血だらけで帰宅。その後親父に

免許を取上げられた。

骨折等する事もなく、ご近所からも『100歳ま

で確実に生きる人』的に言われていたが数年後

突然亡くなってしまった。

お盆、正月に家族が集まって話をする時、じい

ちゃんの話が出る事は少なくなってきたがこの

2つの話は笑い話として時々するのである。


          《 おしまい 》