吹上高原キャンプ場の夜の話。
焚き火を終えテントに潜り込む、火がなくな
ると寒さを感じる。さすがに高原の夜は冷え
るのである。今日設営したテントはコンパク
トで軽量、バイクツーリングには便利で良い
のだがインナーテントの半分近い面積はメッ
シュの構造である。寒い時期に使うにはどう
かな?
という思いはあったがとにかく使ってみよう
と思い持ってきた。
さすがに半分メッシュ、感覚的にはかなり寒
い、あまり外気温と室内と変わりが無いよう
な気がする(ーー;)
コレは・・・雨の心配は無かったので古い
ダンロップのテントを持って来た方が良かっ
たカモしれない。
寝る格好は厚手Tシャツの上にフリース。室
内ではこの格好でも寒い。まぁシュラフは羽
毛なので潜り込んでしまえば暖かくなるだろ
うと思っていたのだが・・・忘れていた。こ
の羽毛シュラフ春夏用のペラペラの奴だ。
8℃対応ではないか!潜り込んでも温もらな
い( T_T) 外気温はおそらく10℃位か?
もう一つの嵩張るけど厚手のシュラフを持っ
てくれば良かった。
身体が震える程ではないがとにかく暖まらな
い。
熟睡出来ず寝てるのか起きてるのか解らない
状態である。眠ってはいるのだろうがやたら
と夢を見るのは寒くて眠りが浅いせいか?
夜中に何回も目を覚ます。深夜の1時、2時
3時・・・その度に『朝が来るまであと◯時
間か』とガッカリしつつ無理矢理また眠る。
そんな事を繰り返して、ようやく待望の朝を
迎えた。『何とか乗り切った』という感じで
ある。今日も天気は良いゾ!(⌒▽⌒)
シェラカップを忘れてきたので紙コップ
コーヒーを飲み、菓子パンで朝飯を済ます。
サクサクと撤収作業を行い、キャンプ場を後
にする。コレから紅葉が見頃になっていると
いう栗駒山へ向かうのである。東北の紅葉は
早い。そりゃ寒い訳である。
《 おしまい 》