早期退職した、その後どうするの?

56歳で早期退職し無職になり、57歳目前で再び働き始めた独身男の日常、趣味の話を備忘録的に綴っていきます。

【今はいない】バイク乗りだった僕の叔父さん

今週のお題「最近あったちょっといいこと」

久しぶりに今週のお題を書いてみる。

現在の仕事ではお客様のクレームを多く受け

るところで働いている。

 

今日も事務員さんからお怒りのお客様からの

電話の取次ぎがきた『Sさ~ん、お客様、か

なり怒ってるんでお願いします~』(;´Д`)

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電話を替わり自分の名前を名乗って苦情を聞

いていく。

ちょっと違和感、あれ?取次ぎの時には怒り

モードMAX的な注意があったがたんたんと話

しする人だ。

 

苦情案件を処理して報告の電話をお客様に

すると『お手数おかけしましたありがとう』

とお礼の言葉まで出てきた(゜-゜)

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報告が終わるとそのお客様が『あんたSって

名前なんだ。珍しい苗字だよね。俺の同級生

にもSってヤツがいて良い思い出しかないん

だよ』と言ってきた。

 

もしかして親戚の誰かと知り合いか(一一")と

思ったのだが続けて出てきたお客様の言葉を

聞いてハっとする・・・

 

『そいつ〇〇町の〇〇商店の息子でさ、若い

ころ自転車でトラックにぶつかって死んじゃ

ったんだよね、あんた出身はどこ?』(@_@;)

 

〇〇町の〇〇商店ってうちの実家なんですけ

ど・・・(心の中でつぶやく)

もうひとつ、お客様、叔父さんは自転車では

なくバイクで亡くなったんです(これも心の中

でつぶやく)

『出身は仙台市ですが親戚で自転車で亡くな

った方はいません。でもお友達は残念なこと

でしたね』と応え電話を切る。

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叔父さんが亡くなったのは自分の生まれる

前年、58年前の事である。

バイク事故で亡くなったので家ではとにかく

バイクに乗るのだけは許さん的な事を言われ

続けてきたものだ。

 

しかし自分がバイクに乗れる高校生になった

当時はバイクブームの真っ最中。

バイクに興味を持たない高校生のほうが希少

だった(言い過ぎか)時代である。

自分も当然、夢中になったが『バイクにだけ

は乗らないで』とまで親に言われると流石に

無視出来ない(・_・;)

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高校時代は通学に使うため父親からは原付

に限りお許しが出たのだがバイクに乗りたい

思いは持ち続けた。

そしてついに大学入学直後に『どうしても乗

りたいんだったら全て自分で稼いだ金で何と

かしろ』という解禁の言葉が\(^o^)/

 

以来、経済的事情で1年位バイクを離れた時

もあったが、57歳の今でも乗り続けている。

 

会った事もない親父の弟の叔父さんだが、昔

の同級生に58年後の今でも『良い思い出しか

ない』なんて言われるなんて素敵である。

何故だか自分もチョットうれしかったのだ。

 

        《 おしまい 》