今週のお題「最近あったちょっといいこと」
久しぶりに今週のお題を書いてみる。
現在の仕事ではお客様のクレームを多く受け
るところで働いている。
今日も事務員さんからお怒りのお客様からの
電話の取次ぎがきた『Sさ~ん、お客様、か
なり怒ってるんでお願いします~』(;´Д`)
電話を替わり自分の名前を名乗って苦情を聞
いていく。
ちょっと違和感、あれ?取次ぎの時には怒り
モードMAX的な注意があったがたんたんと話
しする人だ。
苦情案件を処理して報告の電話をお客様に
すると『お手数おかけしましたありがとう』
とお礼の言葉まで出てきた(゜-゜)
報告が終わるとそのお客様が『あんたSって
名前なんだ。珍しい苗字だよね。俺の同級生
にもSってヤツがいて良い思い出しかないん
だよ』と言ってきた。
もしかして親戚の誰かと知り合いか(一一")と
思ったのだが続けて出てきたお客様の言葉を
聞いてハっとする・・・
『そいつ〇〇町の〇〇商店の息子でさ、若い
ころ自転車でトラックにぶつかって死んじゃ
ったんだよね、あんた出身はどこ?』(@_@;)
〇〇町の〇〇商店ってうちの実家なんですけ
ど・・・(心の中でつぶやく)
もうひとつ、お客様、叔父さんは自転車では
なくバイクで亡くなったんです(これも心の中
でつぶやく)
『出身は仙台市ですが親戚で自転車で亡くな
った方はいません。でもお友達は残念なこと
でしたね』と応え電話を切る。
叔父さんが亡くなったのは自分の生まれる
前年、58年前の事である。
バイク事故で亡くなったので家ではとにかく
バイクに乗るのだけは許さん的な事を言われ
続けてきたものだ。
しかし自分がバイクに乗れる高校生になった
当時はバイクブームの真っ最中。
バイクに興味を持たない高校生のほうが希少
だった(言い過ぎか)時代である。
自分も当然、夢中になったが『バイクにだけ
は乗らないで』とまで親に言われると流石に
無視出来ない(・_・;)
高校時代は通学に使うため父親からは原付
に限りお許しが出たのだがバイクに乗りたい
思いは持ち続けた。
そしてついに大学入学直後に『どうしても乗
りたいんだったら全て自分で稼いだ金で何と
かしろ』という解禁の言葉が\(^o^)/
以来、経済的事情で1年位バイクを離れた時
もあったが、57歳の今でも乗り続けている。
会った事もない親父の弟の叔父さんだが、昔
の同級生に58年後の今でも『良い思い出しか
ない』なんて言われるなんて素敵である。
何故だか自分もチョットうれしかったのだ。
《 おしまい 》